「エンド・オブ・デイズ」1999年の映画を見てきたので感想を。

dTVでたまたまオススメに上がってきたので見てみました。

シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー主演という前情報しか知らないで見たのですが、前半はなかなかに怖くて、リアルでグロテスクな表現と、ミステリアスな襲撃者たち、謎の怪奇現象が目白押しで、どうやってまとめてゆくのかとドキドキさせられます。

ところが、ストーリーは初っ端に予言で話される通り、サタンが少女(クリスティーン)に子どもを産ませようと散々追いかけまわす話に終始し、特にジェリコにはクリスティーンを助ける必要性が感じられない為、中盤以降はだんだん置いてけぼりになって、気づいたらサタンがどうやって襲ってくるのかを「怖い」というより「楽しんで」見られるようになってゆきます。
エンタメとしては正解だね、エンタメとしては。

ただ映画としては、どこを目指したかったのか、イマイチわからなかったです。




サタンとの問答とかは確かに見所として面白いんですが、無理にジェリコを仲間に引き入れる意味が見当たらなかったので、ジェリコじゃなきゃいけない理由がもっとしっかりとあれば、物語としてまとまって面白かったんじゃないかなと。

2時間の映画でしたが、なかなか凄惨なシーンが多く、途中かなり休憩挟みながら見たので3時間以上かかりました。アクションは素晴らしいんだけど、ストーリーや設定にツッコミどころが多すぎるんだよなあ。

見終わってから主演者たちの情報とかを見たわけですが、これ本当に1999年に撮られた映画だったんですね。だとすると、このくらいの支離滅裂さはしょうがない部分もあるかもしれないですね。もう20年前になるわけですもんね……。

アメリカでキリスト教をモチーフにして映画をこの時代に撮ったからか、掘り下げが不十分な感じがどうしてもしてしまったのが残念と言えば残念。アクションに持ってゆくのか、メッセージ性を強めることにもってゆくのか、エンタメとしてのホラーを目指すのか、どれも中途半端な感じが。

調べてみると、どうも企画段階からトラブル続きだったんで完成しただけでもすごいとか言われてたみたいですね。確かに及第点って感じです。




 

登場人物と出演者

ジェリコ(主演)

アーノルド・シュワルツェネッガー

みなさんご存知シュワちゃんです。ターミネーター、コナン、コマンダーを経て、97年に心臓の手術をした後の俳優復帰作だったみたいですね。

復帰作でこのアクションか……さすがすぎる。

ぶっちゃけ、シュワちゃんのアクションと、男性俳優としての魅力を見たいのであれば十分この映画はオススメできます。単純にカッコいい役柄ですし、家族愛を見せるシーンでの表情はなんとも言い難い俳優ならではの顔をしています。

アクションもまた良質で、序盤ではワイヤーアクション、中盤では窓枠に手をかけてギリギリ耐えるスマブラとかで良く見かけるあのポーズ、後半では列車内での銃撃戦と、見せ場が多い上にどのシーンも印象に残ります。

繰り返しますが、シュワちゃんを見るのが目的だったらこの映画はアリです。

 

クリスティーン・ヨーク(ヒロイン)

ロビン・タニー

うーん、知らないな、と思ってウィキペディア様で過去の出演作を見てみたんですが、やっぱり知らない女優さんでした。

かなり良い演技をするのでヒロイン役はなかなか良かったと思うんですが、最初襲われたときは果敢に立ち向かうのに、中盤で相棒に連れ去らわれそうになった際には悲鳴を上げるだけ、サタンに連れ去らわれたら抵抗もせず催眠術かなんかに落とされてしまっていたり……と、どことなくキャラクターが定まっていない印象が。

あと、あの見てた幻覚はいったい何だったんでしょうか。それから夢でサタンに犯される際に隣で寝てた年上の女の人は何だったんでしょう。

飲まなきゃ飲まなきゃいってた鎮静剤もサタン側の薬物か何かかと思っていたら最後まで説明ないままでしたね。

彼女を孕ませるのがサタンの目的なのもあって、夢の中のシーンや、シャワー浴びようとしたシーンで普通に半裸です。このとき少女だろうから発育いいなあとか思ったんですが、この映画の公開時27歳(1972年生)でした! 意外! 童顔です。

 

サタン(悪役)

ガブリエル・バーン

あんまり詳しくは知らないけど、顔は見たことある!という、にわか映画好きです。

ウィキペディア見てみたけど、ぱっと知ってる出演作はなかったです。申し訳ない。

なかなか良いキャラしてるんですが、どうしても一貫性がないのが弱点のどことなく弱い悪魔。ジェリコを仲間にしようとする意味も、生かしておこうとする意味も最後まで分からなかった。

トマスを殺すシーンで、トマスの被っている透明の呼吸器みたいなのにたばこの煙を入れるシーンが一番怖かった。そこからだんだん怖くなくなっていって、むしろ何がしたいのかわからないキャラになってしまった。

ぶっちゃけ序盤敵だと思ってた(思われたまま死んだ)トマスの方がラスボス感があった気がするとか言っちゃいけないか。

あと、最初ジェリコに自分を守らせるけど、そこも謎。サタンとして覚醒しきってなかった? 説明不足感が否めないのが残念なところ。

 

 

 

 

 

 

 

以下、見ながら書いたストーリーと感想です。
まだ見てない方はこの下は読まないことを心から推奨します。


冒頭、悪魔の子を宿した少女が生まれた、と神託が下りる。

赤ちゃんの出産シーン。生まれたばかりの赤ちゃんを洗うからと預かって、そのすきに生きている蛇のはらわたを切り裂いて血をかける。

二人の男と一人の女が会食。
トイレに席を立った男は、謎の霊的な物に襲われ、人格が変わってしまう。
女性に熱烈なキスをして退店。直後に店が爆発。男は無傷で立ち去る。

証券マンの護衛を引き受けた二人の男。ボディガード会社なのかな。
ヘリまで護衛につけていく監視体制の中、車から出た瞬間に撃たれるが、ぎりぎり事なきを得る。ヘリでぶら下げてもらいつつ狙撃者を追いかけるワイヤーアクションは格好いい。さすがシュワちゃん。

地下へ降り、追い詰める。「千年が終わった。お前は分かっていない」
所持品をあさるが「バー・スポタ」と書かれたマッチ入れしか持っていない。遅れてやってきた警官から、狙撃者は舌がなくしゃべれないはずだと言われ、不審に思った二人は「バー・スポタ」を手掛かりにして警察とは別に個人的に捜査を始める。




問題の「バー・スポタ」でのんだくれて家に担がれて帰ったことがあったようで、すぐに男の住処が分かる。
家は狂気に満ちていて、自分で切り取った舌や、オカルト的な礼拝の跡と、血で描かれた魔法陣、そして壁に書かれた謎の文字――。
「千年が終わった。20-7」
冷蔵庫の中にしまわれた瓶の中から、謎の女性の写真が出てくる。それを新たな手掛かりにしてゆく。
警備員の1人、シュワちゃん演じるジェリコは、家で聖書を読む。黙示録20-7を引用。

電車。椅子に座っている女性クリスティーン。目の前に変な髪形の男が立つ。「あの方はお前とファックする」言い残して陶器に姿を変えてばらばらになる。このシーンは妙にリアルで怖い。
家に帰って、専門医に相談するが、両親をなくしたせいで自分の創り出した幻覚を見てるんだとなだめられる。

ジェリコは教会でトマス・アキナス(舌のない、狙撃手の名前)のことを聞きにゆくが、はぐらかされる。
「神を信じぬ者に、神の敵がわかるか」
「罪を暴くのに信仰をしろと?」
お引き取りいただこうといわれるが、勝手に教会の奥へ入る。カタコンペのような地下施設。両手両足を縛られ、聖痕が現れたうんぬん言われてる血だらけの人。女性かな?
ここで見たことは忘れろ、と言われて追い返される。
……え、秘密を知っちゃたら殺すんじゃないの? 腑に落ちないまま進む。




町中に描かれた魔法陣。それを辿って歩く男。いつぞやのカフェのトイレで乗っ取られた男だ。
クリスティーンの家を訪れた男。クリスティーンの父はどうもサタン側の人間らしい。
この男を見ちゃったクリスティーンは、自分と母(もしくは大人になったクリスティーンか?)が犯され、混ざってしまう夢を見る。
人間の触れ合った肌と肌が同化して1つになってゆく様は生理的に気持ち悪い。
ほぼ間違いなくこいつがサタンだと思うので、以後はこの男をサタンって呼称します。

サタンは集中治療室にいるトマスを起こしにゆく。
トマスは未来が見える。だから自分の未来も分かる。意味深なことを言う。
警官たちがトマスの尋問に。しゃべれなくても文字が書けるだろ、と言って病室に入るが、そこには天井に磔にされたトマスの姿が。キリストを思わせる釘打ち。ぐろい。

こういうグロシーンにあまり体制のない私はもうすでにあまり見たくなくなってきたけれど、なんとまだ45分! まだ半分も見ていない!!
勇気を振り絞って続きへ。

磔にされたトマスが下ろされ、胸に書かれた文字を解読していると、死んでたはずなのに急に暴れだし、警備員に撃ち殺される。
クライスト・ニューヨーク(クリスト・ヨーク)と書かれていたことがわかり、検索にかけると、クリスティーン・ヨークという女性にたどり着く。あー、なるほど、クリスティーンの名前はクライスト=キリストの暗示だったのか。




今度はクリスティーンの場面に。
シャワーを浴びようとしたクリスティーンは、風呂場でカーソン(執事?)が死んでいるのを発見する。悲鳴をあげてその場から離れると、黒服の男たちが突入してくる。
慌てて部屋の中に逃げ込み、鍵をかけ時間を稼ぐと、タンスを外に放り投げて逃げたように偽装する。(もしくは、何かが起きたことを外に知らせるためかな)
男たちは一瞬だけ外を見るけど飛び下りたわけじゃないと理解し、クリスティーンを探し出す。必死で抵抗するクリスティーンだったが、ベッドに押さえつけられ、男がナイフを取り出す。

ここでガードマンの2人がクリスティーンに会いにくる。外に散らばったタンスの破片と、部屋から漏れるクリスティーンの叫び声を聞きつけ、銃を取り出して突入。
ナイフを突きつけた男は「最後の秘跡をすます」と言ってクリスティーンをすぐに殺さないから、呪文か何かを唱える必要があるっぽい。「アーメン」って言ってナイフを振り下ろす瞬間、クリスティーンはとっさに身をひねってかわし、逃れる。
このアクションは見事! リアリティがすごい。
ジェリコとその相棒が次々と男を倒してゆくが、クリスティーンがやばい! 手あたり次第の物で応戦する姿が、少女ながらの必死さが伝わってきて名演技だと思う。

結局、襲撃者のリーダーみたいなやつは取り逃がしちゃうが、そいつが持ってたハートに剣の刺さったネックレスみたいな物だけは回収できる。
興奮して武器を構えているクリスティーンをなだめるシーンも非常にリアル。シュワちゃんの演技力に脱帽。
そして倒したはずの敵の死体がなくなっていることに気づく。

警察がやってきて、クリスティーンの身元がちょっと語られる。どうにも、母親が死亡→父親が再婚→父親が死亡、で、結局、クリスティーンの親権は父親の再婚相手(継母)が持ってるって形らしい。
ここで大量の宗教本を発見、継母の物だと明かされる。

撤収するが、外で車をつけて張り込む警備員の2人。
継母がそれを窓から見てる。どうもサタン側らしい。呼びつけられたけど、警備員がいるから娘を連れだせないという。切れたサタンが自分から出向くらしい。
シュワちゃんはネックレスと同じ紋章を図書館で借りた本で発見して、それをクリスティーンに教えに行く。相棒は金にもならないのに、って感じで飽きてるんだけど、ああ待ってるよ、と渋々待ってる。そして、その後ろからゆっくり忍び寄るサタン……。




さっきのネックレスはバチカンの騎士修道会の物だとわかる。
ジェリコは、むしろ悪魔を防ごうとしている側の人間たちだ、と説明する。その瞬間、クリスティーンが切り分けたリンゴに、ウジ虫のように人間の形をした物が這いずり回る。
リンゴを投げ捨てるクリスティーン、そしてその幻覚を一緒に見てしまったジェリコ。

そして外では、立ちしょんしたサタンが、そこにたばこの火を落とすと、まるでガソリンのように燃え広がり、相棒の車が爆発。
慌てて逃げ出そうとする二人だったが、そこに継母が立ちふさがる。人が変わったように馬鹿力。何とか振りほどくと、家に入ってくるサタン。

逃げ出した二人に、今度は警官が立ちふさがる。
元刑事で、味方だと思ってた警官たちに銃を向けられたジェリコは、事情を知るために銃を捨て、手を頭の後ろで組んで降伏の姿勢を示すが、殺されそうになってしまう。
組んだ両腕のすそに隠した拳銃で警官を撃破。さすがシュワちゃん人間離れした戦闘能力……。

追いかけてくるサタン。
「役立たずめ」と継母や警官を侮蔑するが、死んだはずの警官の1人に「警官を連れて2人を追え」というと、蘇る。
磔にされた男もそうだけど、死者を蘇生させる能力も持ってるみたいです。

逃げるジェリコとクリスティーン。
ジェリコはクリスティーンにどういうことだと詰問するが、クリスティーンは本当に何もしらない。
ただ、クリスティーンはサタンに無理やりセックスさせられる夢を何度も見ることを涙ぐみながら話す。「そしたら、今夜本当にその男が……」
何が起きているのかジェリコも理解できていなかったが、吹っ切れたようにクリスティーンの手を取る。




教会に銃を持って押し入るジェリコとクリスティーン。
神父さんは、バチカンの騎士たちは神の意志を取り違えて攻撃したんだと説明し、ここに敵はいないという。
例のカタコンペに入る。いつぞやジェリコが見てしまった血だらけの女性が完治している。ただの農民がある日突然知らない言葉をしゃべりだした。それが「エンド・オブ・デイズ」人類が滅び、サタンの支配がやってくる日のことらしい。
黙示録の「獣の印」について話される。「666」ではなく、逆さになって夢に現れたもので、本当の獣の印は「999」つまり、「1999年にサタンが再来する」ということの暗示だという。

サタンの再来を示す印だと神父さんが見せた印と、同じアザがクリスティーンの腕にある。
ここまで散々暗示されてきたように、サタンがクリスティーンと交わることで、今の世が終わりを告げてサタンの世がやってくるということが明かされる。
言い伝えによれば、その行為が行われるのは大晦日の深夜(不浄の時)でなくてはならない。天空から正確にその日を割り出した。むしろ、その日から逆算して今の暦ができたという。ジェリコは当然疑ってかかる。
「サタンがいるなら、あんたの神は何してる?」
「私の神じゃない。私たちの神だ。神が救うとは言ってない。救うのは、私たち自身なのだ」
中世ヨーロッパの勉強してたときに同じような演説を読んだ気がする。

「自分で? セックス禁止命令でも?」
クリスティーンが口を挟む。
神父さんは「神を信じなさい。信仰は大切だ。聖書を読めば書いてある」と大声をあげるが、ジェリコは「信仰と拳銃なら俺は拳銃を選ぶ」と言い放つ。

クリスティーンのことを、後は我々が守るという神父だったが、ジェリコはあんたらには守れないと言う。
決断はクリスティーンに委ねられる。銃を取るか、信仰を取るか。
サタンが実在するということを身に染みて感じていたクリスティーンは、ここまで行動を共にしてきたジェリコを断り、教会の庇護に入る。
「アイムソーリー」涙を垂らすクリスティーンと、無言で去るジェリコ。

家に帰って酒をあおるジェリコの元にサタンが。
「俺はお前を銃弾から守った」
……ん?




お前、もしかして最初にジェリコたちに守られた証券会社の人間?!
ぜんっぜん気づかなかった。

「妻子を失うとは、想像もできないね、幸せを戻してやる」
ジェリコは妻のエミリー、娘のエイミーたちの姿を見る。
「戻してやるぞ、神が奪ったもの、すべてだ。妻を抱きしめ、娘の晴れ姿を見させてやる」
甘美な言葉と幻想を見せつつ、クリスティーンの居場所を聞き出そうとするサタン。
サタンがこれだけ人間離れした能力を持ちながら、教会の庇護に入ったクリスティーンは見つけられないってことは、信仰パワーすごいじゃん、とちょっと思った。

「幻覚だ」
ジェリコが断った瞬間、サタンが「では現実を思い出させてやる」と言って、妻子が強盗に襲われた瞬間を再現する。
愛する妻子の死を目前に見るジェリコ。
必死になって強盗を倒そうと銃を乱射するが効果はなく、殴り掛かっても素通りしてしまう。

ああああ、もう勘弁してくれよ本当に。頼むよ。つらいよこの映画!




家族への脅しにも負けずに刑事としての任をまっとうした結果がこれだ、とサタンが語る。
「私は何もしてないぞ。やったのは神だ。よく考えてみろ、どっちが味方だ?」
なるほど、そういう語り口かぁ、と思った。
確かに、今の世がすべて神の世であるのなら、ここで起きたすべてのことは神の責任になる。
現実は自分の思い通りにいかない。それは心ではわかっていても理不尽だと思うことはあるはずだ。その心の弱みにつけいるこのシーンは印象に残る……。
新約聖書でキリストと悪魔の対話のシーンがあるのを現代風に解釈してアレンジを加えたらこうなるのか、とも思った。

サタンがあの手この手でジェリコを勧誘しようとしててけっこう面白い。
「分かるだろ、我々は仲間だ」
「家族を奪った神の側か? 神の話をしてやる。奴は最低の出来損ないだ。宣伝がうまいだけだ。いい事は神の意思、悪い事にもきっと意味があると。聖書とかいうあの大げさな宣伝文書。中身はクソ話ばかりだ」

エンド・オブ・デイズだって、ボスが変わるだけさ。一緒に新しい世界を作っていこう。
サタンが甘い言葉でささやき続ける。

うーん、サタンの誘惑に落ちないと、サタンの僕にはならないってことなんだろうか。
それにしても、サタンは個人であの奇跡が起こせるんだから、別に頑固なジェリコを味方に引き入れる必要はないんじゃないかと思ってしまうんだけどどうなんだろうか。

ジェリコは徹底してサタンを否定。
怒ったサタンはジェリコの首根っこを掴んで持ち上げ、窓から突き落とそうとする。
ジェリコは銃で反撃する。さっきの幻覚と違ってサタンの身体に穴が空き、血が飛び散る。ただし、わけのわからない再生能力ですぐに治ってしまう。
突き落とされそうになったジェリコは、ぎりぎり窓枠に手をかけてしがみつくが、割れた窓の破片が手に刺さる。その手を踏みつけるサタン。
ここで最後の勧誘。ジェリコはサタンの誘いに乗ったふりをして、サタンを窓から逆に叩き落す。




傷だらけの手を洗っていると、部屋の扉がドンドンと叩かれる。
包帯を巻いて両手で何とか銃を握ると、扉を開ける。死んだはずの相棒がそこに。疑い深くなってるジェリコは相棒が生きていることを信じない。「乗り移ったろ」
確かに相棒が死んだとき、ジェリコはクリスティーンと一緒に部屋の中にいたから、外で爆発があったのは知っていても、死んだというのは思い込みの可能性もあるわけです。
相棒は必死に手を振って無実を証明しようとする。ってゆうか、イカれてるぞ、くらいに言う。
相棒の腕を撃つジェリコ。血が飛び散る。
「血が出た」
「当たり前だろ、何しやがる!!」
これサタンとか関係なかったらただのやばいやつ。
「騒ぐな、ただのかすり傷だろ」とジェリコが言った瞬間、日本語の字幕は何も出ないけど「オー、クレイジー」って言ってる相棒のため息が耳に残った。
ともかく、相棒が生きてたと信じたジェリコは、クリスティーンの居場所を相棒に伝える。
窓から叩き落したはずのサタンの身体はやっぱりなくなってる。

教会にいるクリスティーンにカメラが移る。
神父さんいわく、サタンがクリスティーンと交わらないといけないのは明晩11時から深夜まで。この時間を不浄の時っていうみたいです。
無事に2000年を迎えるまでクリスティーンをかくまおうとする中、猊下と呼ばれる男がやってくる。猊下ってことは教皇様かな。
そして、教皇猊下の周囲の人間は、最初にクリスティーンを襲ったバチカンの修道騎士団のバッチをつけている。殺される、と思ったクリスティーンは逃げようとするが押さえられる。
神父さんはグルってわけじゃなくて、教皇がバチカンの騎士団を手引きしていたことを本当に知らなかったみたい。
「ひとつの命で、どれだけの命が救われる?」
世界系の悪役みたいなことを言わないで!

「聖職者が!」
「だからだ。――神の仕事だ。滅亡の日を防ぐ」
「悪をもって悪は防げない!」
神父さんが抵抗するも、教皇猊下の耳には届かない。
ナイフを振り上げた教皇、そこへ登場したジェリコが、ナイフを撃ち抜く。
折れたナイフで構わず殺そうとすると、今度はその手をジェリコが撃ち抜く。

ジェリコは教皇を盾にとってクリスティーンを奪還するが、そこで部屋中のろうそくに一気に火が付き、サタンが登場。
やっぱりさっきの相棒はサタンの僕になってたのかな。

神父さんがけっこうカッコよくサタンに立ち向かう。最初は悪党だと思ったのに、いいやつだなあ。
まあ、文字通り瞬殺されてしまうんですけども……。

教皇猊下含め、バチカンの騎士団の悲鳴を聞きつつ、ジェリコはクリスティーンの手を引いて教会から脱出する。
サタンの手下に囲まれてしまうが、そこに車に乗った相棒が助けに来る!

うおお、こいつは味方だった!良かった!!

と、思ったら、クリスティーンだけ乗せて車が出発……、おい、やっぱりか……
ここまで全員敵だと、もう驚かなくなってくるよね……。

大勢を相手に戦いを余儀なくされるジェリコは、やがて数の暴力に負けリンチ状態になってしまう。
車内から叫ぶクリスティーン。

クリスティーンは特に拘束されてないんだから、運転席にいる相棒を後ろから攻撃して助けに向かえばいいのに、と思ってしまうのは、いい加減グロシーンに慣れてきたからだろうか。

リンチされ血だらけのジェリコに、サタンが近づく。
それでもクリスティーンに近づくな、お前を殺すぞ、と言い続けるジェリコは、サタンに磔にされてしまう。

車に乗るサタン。恐怖に顔を引きつらせるクリスティーン。

え、終わったじゃん。無理じゃん。
もう誰も残ってないじゃん。

そう思ってたら、大晦日に時間が進む。




あ……れ? 神父さんが登場。磔にされてるジェリコに十字を切る。生きてたの?

現実の1999年の映像が一瞬だけ挿入されたりして臨場感を煽る中、ジェリコは磔から解かれて神父さんに助けられ、例のカタコンペで治療されている。

ここの展開は色々と無理がある気がするけどうーん?

勤め先の警備会社へ。装備を拝借して、ついでに警備システムでクリスティーンの居場所を検索、現場近くに行く。
復活させられた警官が建物に入ってゆくのを後をつける。地下へ。両目を縫い付けたヴィジュアル的になかなか怖いおじいさんに会って「ひどい復讐心だ」とか言われる。

大勢の悪魔信者に囲まれた祭壇に、クリスティーンが寝かされている。
そっとクリスティーンにキスをするサタン。
ここで追ってきた警官にジェリコが潜入しているのがばれ、やむを得ず応戦したことで一気に戦闘に。ジェリコに駆け寄るクリスティーンを逆に人質にする。
たしかにクリスティーン殺されて困るのはサタン側だけど、それだとそもそもサタンに抗ってクリスティーンを守ってきた意味がない。色々こんがらがってきましたね。

サタンの一声で相棒登場。
ここでサタンが「ボビー」って呼んで、ようやくこの相棒の名前を知ったw
ジェリコを撃つことができないボビー。
サタンは火に包まれる前のボビーのまま止めていただけのようで、サタンが「契約解消だ」といって手を握ると、ボビーの全身が火に包まれる。

怒ったジェリコはサタンを撃ち抜いて施設を破壊しまくってクリスティーンを連れて逃げる。
地下鉄にひき殺されそうになって、急停車した地下鉄を逆にハックして追手と銃撃戦。
鉄道の進行方向に突っ立ってるサタン。運転手が慌ててブレーキかけようとするが、ジェリコが「止めるな!」と言って曳かせる。
鉄道の最後尾からサタンの遺体を目視しようとするがそこにはいない。今度は運転手さんが敵に回ってるやつかな、と思ったら、床から手が伸びてきてクリスティーンの足を掴む。
なんか、なんでもアリすぎて、あんまりもう怖くなくなってきた。

その後、屋根から手が伸びてきて、その次には横から手が出てきて運転手さんの心臓をえぐりとって消えていく。

(´・ω・`) だからそれできるならジェリコ殺してしまえば終わりじゃないの。

そしてなぜか車両を切り離す判断をするジェリコ。
運転席側にサタンがいるから? でも、最初は最後尾の床から手が伸びてきたし関係ないと思うんだけど。

何とか車両を切り離して、最後尾の列車に飛び乗ったジェリコ。
そこに運転席側から現れる、半分骨が見えてるサタン。
ジェリコたちを追っかけて車両と車両の間を空飛んできて、ジェリコに撃ち落されるとかいう、もはやちょっとしたギャグ。

前の車両の起こした大爆発に突っ込む列車。
後方に移動したら助かる奇跡。

さすがにこの肉体じゃ回復に時間がかかりすぎると思ったのか、サタンはジェリコに負け惜しみを叫んだ後、肉体を離れてどこかにいく。
11時51分。2000年まであと10分足らず。外に出るとサタンの軍勢に襲われちゃうので、またしても教会に逃げ込む。銃を乱射して礼拝堂から信徒たちを追い出し、クリスティーンを隠す。

追い出された信徒たちはどこへ行ったんだろう。外に逃げようとしたら鍵開けちゃうから、外のサタン軍団を中に入れちゃうと思うんだけど。

なぜかここにきて銃を捨ててキリストに助けを求めだすジェリコ。
ろうそくに一斉に火が付き、キリスト像が燃え、天使像が倒れる。天井が崩れ、礼拝堂の椅子がドミノ倒しに倒れてゆき、ステンドガラスが割れる。

嵐がやんだと思った後、地面から巨大なサタンが登場。
一撃だけジェリコに頭突きを喰らわせた後は、霊体になって攻撃してくる。
そしてたぶんジェリコに乗り移る。

11時57分。
6分しかたってなかったの、濃密だな……

クリスティーンを抱きしめ「終わったぞ、勝ったぞ」と感慨深い感じを出すが、ジェリコの中に入ってることは分かってるので見てる心に余裕がある。

クリスティーンを寝かせ、襲おうとするジェリコ。
すんでのところで自我を取り戻し、クリスティーンを行かせる。
ジェリコは天使像の持っていた剣に自ら飛び掛かって刺さる。

2000年になり、サタンは地底へ帰ってゆく。
ジェリコは天使の剣に胴体を貫かれた中で、愛する妻子の幻を見る。

ジェリコの手を取って感謝を告げるクリスティーン。

最後の舞台である教会に踏み込む警察官たちの姿と、新年の幕開けを喜ぶ外の熱気に包まれたままエンディング。

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